一応EGOISTic River Guide & Schoolではありますが、今回は諸事情により午前中のみのショートバージョンで開校です(^^ゞ
地元河川の大部分が決して高くない標高の場所にあるので、もとより日中は暑くて釣りなんぞやってられませんし(苦笑)
なので、この日のテーマは「Slow Angling」です。
RGSとはいえかなりマッタリと、且つフワ~っとした感じになる予定で出発しました・・・(爆)
ということで朝一に入ったとある大場所。
藤田さんはフィッシングポイントさんのオリジナルカラー「FPハデアユ」のLeaf-5で連発。
「FPハデアユ」
フィッシングポイントさんオリジナルカラーです。
Leaf-original-とLeaf-5で展開中で通販も可能です。
フィッシングポイントさんオリジナルカラーです。
Leaf-original-とLeaf-5で展開中で通販も可能です。
ひとつふたつとキャッチ・セント・リリースを重ね、三度目の正直と手にしたのは色合いが完璧な美形尺アマゴ。
藤田さん自身、自己記録も大幅に更新とのこと。
それをLeaf-5を作った僕の目の前で・・・お互い嬉しさあまってハイタッチ&シェイクハンズでした(爆)
藤田さん、本当におめでとう(^_-)-☆
いやぁ、それにしても本当に美しい完璧な魚でした。
写真では表現し切れていませんが、本当になんともいえないグリーンバックのパーフェクトなアマゴでしたよ。
ただ気になったのは、横でLeaf-5のゴールドを使っていた僕には全くノータッチなのに藤田さんには連発バイトがあったという事実。
アクションやタナも僕が見る限りでは二人に大きく違いはなかったはず・・・となると、可能性として一番高いのはカラーによるアピールに質の違いだったのかもしれません。
この時点の天候は曇り。そして水色はほんの僅かに白濁りが入っている状況だったので、本来ならばゴールドが基本なのだけれど・・・。
こういったレアケースも時としてあるから難しいし面白いんですね。
満足げな藤田さんを次に案内したのは、イワナメインのヤマメ混棲域な川。
既に満腹の藤田さんから先行をお許しいただき、遠慮なく釣り上がらせていただきました(笑)
と、最初のスポットでLeaf-original-に襲いかかってきたのは、45cmはありそうな真っ黒なロシア原潜級大イワナ。
惜しくも掛け損ねて二度と出てきてはくれませんでしたが、その後の展開に希望が持てる出逢いでした。
いくつかアベサイズのイワナをキヤッチ・セント・リリースして臨んだここぞというワンスポットは岩盤ブッツケのS字淵。
一発勝負なら僕は迷わずLeaf-rootsをセレクト。
曇り模様だったのでパールベースのカラーをチョイスして挑んだ3投目、二度三度とトゥイッチを入れた刹那、愛用のグラスロッドがいきなり絞り込まれました。
本当に「ロッドを絞り込む」といった表現がピッタリのファイトをかわして藤田さんが手を震わせながらド緊張の中ネットインしてくれたのは、僕自身、渓流域における最高記録更新となる大ヤマメ。
平素よりメジャーを持ち歩かない僕の代わりに藤田さんが計測してくれて出た数値は・・・実測43cmという、全く予想し得なかった数字。
各鰭は欠損どころか強烈な発達を否応なく見せながら、ほんのりとブナが出始めていて、おそらくは雌と思しき筋肉質ながらスレンダーなパーフェクトボディーは、いつまでみていても飽きるなんてことはないのです。
みてくださいよ、この尾鰭。
言葉が出ません。
言葉が出ません。
渓流を志して20年あまり・・・
ヤマメLoveな僕が憧れて止まなかった念願の「渓流域での大やまめ」の達成に、釣りに或る種冷めた感じだった僕をしても、さすがに思わず吼えてしまいましたねぇ(笑)
ただ、自己記録更新もさることながら、結果的とはいえ、この魚体に対してあまりにライトなタックルでのやり取りとなってしまったものの、最新の優れたテーパーデザインのグラスロッドによる柔らかいファイトで、ローリングでラインを魚体に巻かれて傷つけたりという無駄な暴れかたをさせることなくスムースに取り込めたことにより、完璧な状態でリリースできたことこそが本当に嬉しく誇らしいと思えるのであります。
キャスティングはもちろん、ロッドやルアーの操作やドリフトコースやレンジのコントロールなど、諸々が自分でも完璧と思えるゲーム展開での結果であったことも本当に嬉しい限りでした。
しかし、天候なども含め、自分以外的要因の全てが上手くかみ合った偶然によるものであることは間違いないと僕自身は思っています。
「出会い」を演出しようと自身を練り上げてきたからこその「出逢い」であったのだと思えるのです。
しかし、一番大事なのは魚が居てくれたこと。
全てが噛みあった諸々事のなかでも一番大切で重要且つ基本的なことだと確信します。
水溜りではどんな優れたテクニックや素晴らしいルアーも何の役にも立て得ないのです。
当たり前に思われるかもしれませんが、実は本当に難しいことのように感じられる状況が、おそらくは日本中のフィールドの其処彼処に在るというのは皆さんも既に感じて久しいはず。
僕自身も再考させられましたし、魚が居ることのありがたさを改めて噛締めさせていただきました。
※ただ今のBGM 夕焼けはひとりぼっち by 堀ちえみ